今日は2月の22日、東京マラソンの開催日です。朝は雨が降っていましたが、いくらか寒さも緩み始めました。冬の間は巻き藁が柔らかくなりません。畳表一枚分を端からくるくる巻いて、ゴムで止め、水に約一週間つけておいたものを使用するのですが、気温も水も低いため巻き藁はただ水を含んで重くなっただけです。これが夏ですと3日も漬けておくと藁が少々腐敗して柔らかくなりちょうど良い硬さになります。畳も最近のものはイグサを編む繊維が化学繊維(ナイロン)などを使用したものが多く出ています。これはいくら水につけても腐敗することはなく結果として硬いままです。これが昔からの、綿や麻を使用しているものは、いつ切っても気持ちよく斬ることができます。
ということで、冬の日に化学繊維で作られた畳を練習に使うと、万力の力を込めてタタッキルという状態になってしまい、形の追及などはそっちのけになってしまいます。そこで本日は1本まきの巻き藁を解いて、7分巻に変更する作業を行いました。5段以下の女性と70歳以上の男性は試合や審査で申請により、5分巻を使用することができます。ついでに新人の女性の為に5分巻の巻き藁も何本か作りました。
本日は久方ぶりに女性陣が三人揃いました。支部もちょっぴり華やかです。支部では四月末に審査を行います。3月はもう一つの会場の小倉小学校がほとんど使用することができません。そこで審査を受ける方々がリハーサルを兼ねてひとりづつ形10本を斬りました。練習通りにはいかないようです。次の映像は切り終わり血振りをしたときのものです、各自で分析してください。ピンぼけ写真が多く4人分しか載せることができませんでした。